夜光を飛び交うマイマイガ
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こんにちは🙅🏿♂️
↑この絵文字、水とか粉が降ってくるポーズですね😅例えが古いでしょうか……
今日は虫の話です。また虫かよ……😅って思われますが、お付き合いくださいませ😌Twitterの方には上げているのでTwitterで見たという方には再放送みたいなものです。
手袋を洗って干してたらずいぶん大きい(4〜6センチ)の蛾が止まってました。午前中だったので寝ていますね。
この蛾はマイマイガのオスです。メスは真っ白でもう少し大きい(6〜8センチ)です。
このマイマイガ、どういう蛾かというとドクガ科マイマイガ亜科の基幹種であり、キアシドクガ、ヒメシロモンドクガやスギドクガなどの仲間がいます。名前こそは似てるものにチャドクガ(夏の始めと終わりにツバキやサザンカに付いてる強烈な毒を持つ毛虫)がいますけど、こちらとはドクガ科の中にある亜科で分かれてるため、近隣種ではありません。このマイマイガは生まれたての毛虫の時だけチャドクガに似たような毒をもっていますが、2齢以降は他のマイマイガ亜科の種と同じく毒が消えます(毛が剛毛なので、アレルギー症状はあるそうです)。もちろんこの成虫は毒を持っていません。
幼虫はかなりショッキングでグロテスクな見た目をした毛虫で(マイマイガ亜科の毛虫はそういう特徴を持ったものが多い)、ある程度大きくなったところで雌雄別体になるそうです。森の広葉樹を食べるため、野菜の食害はないとされています。
さて、このマイマイガですが、本領発揮するのは夜間。メスはあんまり動きませんが、オスは電灯を中心に不規則に飛び回ります。これが「マイマイガ」の名前の由来です。食性から市街地にはいない蛾ですが、里山や山林があるところでは比較的ポピュラーな蛾ですね。
また、オスは正面から撮ると触角と眼を合わせてウサギのような見た目をしてたりするので、意外とかわいい蛾だと思います😌(幼虫はめちゃくちゃグロテスクですけど)